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【シーマスター300 マスタークロノメーター 新旧比較も】
オメガの名作を復刻した新型モデルをご紹介

世界的な時計ブランド、オメガを語る上で外せないのが、ダイバーズウォッチとして確固たる地位を獲得しているシーマスターでしょう。

軍用時計を起源とするシーマスターは実用性を重視したプロフェッショナル志向のタイムピースで、これまでに、ダイバー300M、アクアテラ、プラネットオーシャンなど、様々なラインナップが展開されてきました。

当ページではその中でも歴史的モデル「シーマスター300」の復刻シリーズラインにスポットを当て、2021年に登場した新型モデルを過去作との比較を交えながらご紹介します。

 

 

技術と革新のウォッチブランド「オメガ」

伝統あるオメガの画像

オメガは1848年にスイスの工房で誕生した、究極を意味するギリシャ語「Ω」の名を持つブランドです。

1900年代に入ってからはその技術力、タイムピースの性能の高さが評価され、オリンピックのタイムキーパーやNASAの標準装備への採用を経て、今日の世界的ブランドの地位に辿り着きました。

近年では、その卓越した技術力を駆使しコーアクシャル脱進機をはじめとする革新的技術を導入。高精度、超耐磁性を兼ね備えたタイムピースは、マスタークロノメーター認定によって確固たる優位性を獲得するに至ります。

ラインナップには月面踏査の逸話が残るスピードマスターをはじめ、コンステレーションやデ・ヴィル、そしてアイコニックなシーマスターのような独創的タイムピースが数多く揃っています。

 

 

現代のオメガダイバーズの礎「シーマスター300」

1948年、街から水辺まで場所を選ばずに使えるユーティリティウォッチを目指し、初代シーマスターは誕生しました。誕生当時はダイバーズウォッチとして作られておらず、その防水性も潜水用ではなく生活防水程度にとどまっていたようです。

初代シーマスターの復刻モデルシーマスター1948の画像 初代シーマスターの復刻モデル「シーマスター1948」

そして、初代シーマスターの誕生から9年後の1957年、初代モデルの防水性能を向上させ、潜水機能に重点をおいて作られたのがシーマスター300です。1957年は「スピードマスター」「レイルマスター」「シーマスター」が同年のうちにリリースされており、そのどれもが今でも人気の衰えないシリーズとなりました。

初代シーマスター300の画像 「オメガ 1957 トリロジー」より、シーマスター300

その後、シーマスター300のヒットを皮切りに、ダイバー300Mやプラネットオーシャン、プロプロフなど、シーマスターはダイバーズ志向のシリーズラインへと舵を切ることとなります。

シーマスターダイバー300Mについて詳しくはこちら>>

つまり、シーマスター300は今日のオメガのダイバーズウォッチの礎とも言える存在であり、このモデルなくしてはシーマスターシリーズは語れないと言って良いでしょう。

そんな伝説的存在になったシーマスター300ですが、2014年にはそのリファインモデルが登場し大きな話題を呼ぶこととなりました。

シーマスター300のリファインモデルをつけている写真

ムーブメントにはマスタークロノメーター準拠のものが採用されており、初代モデルを凌ぐ精度、防水性に加え、耐磁性を獲得。
さらに、ダイバーズウォッチにありがちな無骨なカッコ良さではなく、洗練されたクラシカルな気品を醸し出す時計は、一躍シーマスターの人気シリーズとなりました

なお、シーマスター300は同シリーズの「ヘリテージモデル」に分類されており、他には1200m防水を実現したプロプロフや前述のレイルマスターなどのリバイバルモデルがラインナップされています。
歴史に名を刻んだ革新的モデルが多く肩を並べるシリーズラインは、「遺産」を意味するヘリテージという言葉こそふさわしいと言えるでしょう。

他のシーマスターについてや、シーマスターが歩んできた歴史について詳しく知りたい方はこちらのページもご確認ください!

【シーマスターって何種類あるの?】 オメガダイバーズの歴史と歴代モデルを徹底紹介!

【シーマスターって何種類あるの?】 オメガダイバーズの歴史と歴代モデルを徹底紹介!

 

 

2021年登場!新型「シーマスター300」をご紹介

新型シーマスター300を横にした画像

ここからは2021年に新たに登場した新型シーマスター300について詳しくご紹介いたします。初代モデルを彷彿とさせるそのデザインにぜひ注目してみて下さい。

 

ヴィンテージ際立つウォッチフェイス

新型シーマスター300を太陽に当てている写真

復刻モデルらしくクラシカルな雰囲気を醸し出す本モデルには41mmのケース径が採用。シュウ酸陽極酸化アルミニウム製のベゼルが採用されており、全体的に艶消しをしたようなマットな仕上がりとなっています。

また、ベゼルにはヴィンテージスタイルのアラビア数字でダイバースケールが記されており、かつての本格派ダイバーズウォッチの名残を感じさせます。

文字盤は砂地のようになっており、ダイバーズウォッチというにはあまりに色気のあるそのルックスはビジネスにもカジュアルにも当てはまることでしょう。

手首に巻いたブレスレットを写した写真

ブレスレットにはアクアテラと同様のものが採用されており、よりヴィンテージを強調したい方にはレザーストラップという選択肢もおすすめです。

 

伝統を重んじるサンドイッチダイアル

新型シーマスター300のダイアルを収めた写真

これぞシーマスター300というデザインを踏襲した、クラシカルながらも洗練されたダイアルがこのモデルの魅力の一つです。

インデックスにはクラシカルなアラビア数字が配されており、初代モデルよろしくブランドロゴと「Seamaster 300」の2つのロゴだけでダイアルを引き立てています。

新型シーマスター300のサンドイッチダイアルを収めた写真

また、本モデルには新たな仕様のダイアルが採用。
スーパールミノバが塗布されたベースの層に、インデックスの形をくり抜いた文字盤を重ねることでこれまでにない立体感を演出しています。

新型シーマスター300のサンドイッチダイアルのルミブライトが光る写真

2枚の文字盤を層状に重ねたその仕様から、この文字盤はサンドイッチダイアルと呼ばれています。

 

オメガ・ヘリテージには欠かせないブロードアロー

新型シーマスター300の針

このシーマスター300には、これまでもオメガのヘリテージモデルに多く採用されてきた”ブロードアロータイプ”の針が選ばれています。

矢印のような短針に鋭いドルフィンタイプの長針を組み合わせたブロードアローは、それだけがシリーズの名前となったほどオメガのファン達から人気を集めるデザインです。

秒針には、先端が丸状になっているロリポップと呼ばれる形状が採用されました。

 

ダイバーズウォッチらしい存在感を発揮するケース

ダイバーズウォッチらしい厚みを写した写真

復刻モデルとはいえしっかりと300m防水を再現している本モデルは、ダイバーズウォッチらしく存在感を手元に発揮するモデルとなっています。

ベゼルの厚みも相まって決して薄いとは言えないそのフォルムからは、まさにダイバーツールといった側面さえも感じることができます。

 

 

シーマスター300を新旧比較!7年で何が変わったの?

新旧シーマスター300を並べて比較した写真

さて、2021年に登場した新作シーマスター300をここまで紹介してきましたが、実は2014年に発売したシーマスター300とさまざまなところでディテールが異なります。

特にダイアルやベゼルといったウォッチフェイスが大きくリニューアルされているので、ひとつずつその違いを確かめてみましょう。

サンドイッチダイヤルの採用とヴィンテージスーパールミノバ

新旧シーマスター300のダイアルの違い

新旧シーマスター300で一際を目を引く違いといえば、やはりサンドイッチダイヤルでしょう。こうして並べてみるとその立体感、インデックスの奥行きに大きく違いがあることがわかります。

また、それによりスーパールミノバの見え方も大きく変わっており、新作ではさらに暗所での視認性が高められていることがわかります。
インデックスやダイバースケールにもスーパールミノバが塗布されていることも大きな違いと言えるでしょう。(左:新型、右:旧型)

新旧シーマスター300のスーパールミノバの違い

 

初代モデルの復刻を象徴したブランドロゴ

新作シーマスター300の文字盤のロゴアップ画像

今作にはヴィンテージ感を演出する意匠が各所に盛り込まれていますが、特に筆者がご紹介したいのが盤面中央下にあしらわれたロゴについてです。

これまでのシーマスター300はコーアクシャル・マスタークロノメーターモデルであれば必ず盤面に「CO-AXIAL MASTER CHRONOMETER」のロゴをあしらっていました。
とりわけシーマスターに限らず、ほとんどのマスタークロノメーターモデルに刻まれていると言っても過言ではないでしょう。

初代シーマスター300と新作シーマスター300のロゴを比較した画像

しかし本モデルはコーアクシャル・マスタークロノメーターであるにもかかわらず、シンプルに「Seamaster 300」のロゴだけに留まっています。これは初代シーマスター300を明確に意識したものであり、復刻モデルの印象付けをより確固たるものにしました。

並べてみると一目瞭然。旧型モデル(右側)に比べ新型モデル(左側)の方がシンプルな盤面になっていることがわかると思います。

初代シーマスター300と新作シーマスター300を並べて比較した写真

オメガの数ある魅力の一つであるマスタークロノメーターのロゴを削ってまで、名作モデルの復刻を強調する本作からは、オメガのヘリテージモデルへの力の入れようを感じられますね。

 

クラシカルかつ個性的な「ロリポップ針」

初代シーマスター300と新作シーマスター300の針を比較した画像

もちろん針にも復刻らしい意匠が盛り込まれています。

これまでほとんどのシーマスター300には先端の尖った秒針が使われていましたが、新作には先端が丸くなったロリポップ型の秒針が選ばれました。
これは初期のシーマスター300「CK2913-7」のアイコニックなデザインを踏襲したものであり、クラシカルの演出と個性の主張に役立っています。

 

実用時計らしく、より腕に馴染む時計へ

ベゼルに関してはインデックスにヴィンテージスーパールミノバを塗布するなどの工夫が見られ、素材は旧作モデルのセラミックから特殊な加工(シュウ酸陽極酸化処理)が施されたアルミニウムに変更されています。

初代シーマスター300と新作シーマスター300のクラスプを比較した画像

また、ドーム状のガラスを新しく採用するなど旧型のシーマスター300に比べ時計全体が薄くなるよう設計されており、より手元にフィットする時計にリファイン。
ブレスレット、ラグにも手が加えられており、クラスプの操作性も改良されています。

 

ストラップ、カラーで選べる4種類

4種類のカラーリングを並べた画像

新作のシーマスター300ではカラーリングに伝統の黒色と人気の青色がラインナップ。バリエーションにはベージュのレザーストラップを携えたモデルが登場しています。

 

 

ヴィンテージを極めた「シーマスター300ブロンズゴールド」

2021年に発表された新作では銅系ゴールドの新素材を採用した、アンティークウォッチさながらのヴィンテージ感を放つモデルも登場しています。それが「シーマスター300ブロンズゴールド」です。

シーマスター300ブロンズゴールドを腕につけた様子

こちらの新素材ブロンズゴールドに占める金の割合は18金の半分ほどですが、半分以上の割合を銅が占めることによってヴィンテージ感たっぷりの色合い、光沢を生み出しています。

また、オメガの長年培ってきた合金技術によって腐食や緑青が抑えられているため、直接肌に触れても劣化が少ないという特徴を持っています。

シーマスター300ブロンズゴールドの厚みアップ画像

この素材のおかげで本モデルは年月とともに緩やかに表情を変え、使い込むほどに味が出るという格別のヴィンテージウォッチに仕上がっています。

こちらは別ページで詳しくご紹介していますので、ぜひそちらをご覧ください。

 

 

まとめ オメガ・ダイバーズの立役者「シーマスター300」

当記事ではシーマスター300について、2021年新作モデルの詳細を踏まえながらご紹介いたしました。

シーマスター300は今日のシーマスターの人気の立役者とも言えるダイバーズウォッチであり、その人気は復刻した今、さらなる高まりを見せています。

色褪せないシーマスターの気品を、ぜひあなたの手元で演出してみてください。

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