【グランドセイコー メカニカルハイビートGMT SBGJ271】新たな雪ダイアルモデル「雪化床」を紹介 - 高級時計 正規販売店 ハラダHQオンラインショップ

【グランドセイコー メカニカルハイビートGMT SBGJ271】新たな雪ダイアルモデル「雪化床」を紹介

グランドセイコー SBGJ271のリストショット

移り変わる季節の美しさを日本人特有の審美感と捉え、コレクションのダイアルでさまざまな季節を表現してきたグランドセイコー

そのラインナップでは細かな季節の変化を表現した24節気シリーズに加えて、豊富な雪の表現を楽しめることでも有名です。

当記事では、そんなグランドセイコーが得意とする”雪モデル”の新作として、伝統的な雪景色である「雪化床」をダイアルで表現したハイビートメカニカルGMTモデル「SBGJ271」についてレビューいたします。

グランドセイコー メカニカル
SBGJ271の外装・デザイン

グランドセイコーのスプリングドライブとクォーツの誕生の地である「信州 時の匠工房」では、雪が降り積もる壮大な穂高連峰の景観を眺めることができます。

そして、グランドセイコーのコレクションではSBGA211、通称雪白文字盤モデルを筆頭に、雪面をモチーフとしたコレクションが多く登場してきました。
SBGJ271のモチーフはそれらとは若干意匠が異なりますが、そのダイアルにはこれまでの雪モデルと同様の高い表現技術が息づいています。

モノクロながらエレガンスを見せるフェイス

グランドセイコー SBGJ271のリストショット

SBGJ271の基本的なデザインは、初代グランドセイコーによって確立されたものがベースとなっています。そこにGMT機構の控えめなカジュアル性と現代腕時計らしいエッセンスが組み込まれたことで、クラシックとモダンを両立するビジュアルが備わりました。

また、モノクロカラーで構成された縦ストライプ入りのダイアルでは、繊細な色彩表現と質感の演出により、決して単調ではない表情が作り出されています。

そのラウンドシェイプを強調したフォルムは王道的な腕時計らしさも備えており、幅広い年齢層の人が着用しやすい腕時計と言えるでしょう。

グランドセイコー SBGJ271のリュウズ

新たな雪モチーフ”雪化床”ダイアル

グランドセイコー SBGJ271のダイアル

縦ストライプが入ったダイアルのモチーフは、雪景色を指す伝統的な表現である「雪化床」。窓からのぞく雪景色が日本家屋の漆塗りされた床板に映り込むことで、雪が床一面に降り積もったように見える光景を再現しています。

その白銀のダイアルには有機的なディテールを刻むことで木材のような質感も表現されており、漆塗りに写る雪景色が巧みに表現されました。

なお、本作は24時間表示を有するGMTモデルではありますが、表記を視認性が損なわれないギリギリの大きさにすることで、文字盤の表情を全面で楽しめるようになっています。

モノクロカラーでシンプルにまとめられた表示部

グランドセイコー SBGJ271のダイアル

SBGJ271の針とインデックスは、シンプルながらも白銀のダイアルで際立つようにデザインされています。

グランドセイコーらしい多面カットの時分針に、黒の「割り」を入れたインデックス、同じく黒で構成されたGMT機能によって、落ち着いたデザイン性ながら視認性を備える盤面が作り出されました。

また、各部にはスポーツモデルのような夜光塗料こそ使われていませんが、表面積を増やし、光の反射を作りだすことで高い視認性が確保されています。

クラシカルウォッチを想起させるSSケース

グランドセイコー SBGJ271のガラス

ケースは初代グランドセイコーのデザインをベースとした、クラシカルフォルムを採用。グランドセイコーの多くのエレガンスコレクションで採用されているものと同型であり、ボックスサファイアガラスがレトロ調をプラスしています。

表面仕上げは鏡面仕上げがふんだんに用いられており、グランドセイコーを代表する技術であるザラツ研磨を存分に実感することができるでしょう。

グランドセイコー SBGJ271のケース側面

ケース厚は14.1mmと少々厚めですが、そもそものケースサイズが小ぶりであるためあまり気になりません。むしろ、往年のクラシカルウォッチを思わせるスタイルは、ビジネスシーンを中心に多くのファッションへ当てはまるでしょう。

普遍的な輝きを放つブレスレット

グランドセイコー SBGJ271のブレスレット

ステンレスブレスレットではヘアラインと鏡面加工が使い分けられており、メリハリのある輝きが腕時計に高級感をプラスしています。バックルはコンパクトな3つ折りタイプで、その装着感も申し分ないものとなっています。

グランドセイコー SBGJ271のバックル

グランドセイコー メカニカル
SBGJ271のムーブメント・機能

ハイビートメカニカルGMT
「Cal.9S86」

高精度なメカニカルモーメント「キャリバー9S86」

SBGJ271のムーブメントには、グランドセイコーのクラフトマンシップが色濃く見られる機械式ムーブメント「Cal.9S86」を採用。

毎時36000振動のハイビートムーブメントは安定した高精度を誇っており、約55時間のパワーリザーブも備えています。
また、同ブランドのスポーツモデルにも採用されるほどの耐久性も備えており、普段使いに適した腕時計を作り出します。

ちなみにSBGJ271にはシースルーバックが採用されているため、ムーブメントのバックビューと細かにビートを刻む様を裏ぶたから楽しむことができます。

GMT機構

本機では黒のGMT針とダイアル内側の24時間表示を使うことで、ふたつのタイムゾーンを同時に盤面へ表示できます。
海外旅行などで役立つ機能ですが、文字盤に個性を与えられる点でも魅力的な機能と言えるでしょう。

日常生活用防水

本機には、日常生活で生じる可能性がある水濡れ程度には耐えられるよう、最低限の防水性能が備わっています。ただし、ねじ込み式りゅうずを採用していないため、水場などで作業する際はなるべく手首から外すことをおすすめします。

グランドセイコー メカニカル
SBGJ271のサイズ感、ラグ幅、重さは?

グランドセイコー SBGJ271の文字盤

SBGJ271のケース径は39.5mmと、比較的スタンダードなサイズ感を備えています。腕時計の存在感を前面に押し出すというよりは、さりげにジャケットの袖口から覗かせるように着用するのがおすすめと言えるでしょう。

重さは150gとちょうど良い重量感で、その装着性も良好です。
なお、ラグ幅は19mmなので、豊富なカラーリングのクロコダイルストラップへ変更できます。

グランドセイコー メカニカル
SBGJ271の魅力は?

グランドセイコー SBGJ271のリストショット

クラシカルなケースフォルムに、洗練されたモノトーンウォッチフェイスを備える「SBGJ271」。新たに雪化床を表現した白銀のダイアルは、控えめながらもグランドセイコーの審美性を確かに感じさせます。

そこにハイビートメカニカルGMTによる高い実用性もプラスされており、GSらしい美しさと機能性を両立したコレクションと呼べるのではないでしょうか。

ジャケットスタイルやビジネスシーンはもちろんのこと、高い実用性によって普段使いにもおすすめしたい一本となっています。

グランドセイコーSBGJ271を動画で確認する

グランドセイコー メカニカル
SBGJ271の値段・スペック

詳細

外装ステンレススチール
裏ぶた:ステンレスとサファイアガラス
裏ぶた仕様シースルーバック 6本ねじ固定裏ぶた
ガラス材質ボックス型サファイア
コーティング内面無反射コーティング
ケースサイズ横 39.5mm
縦 46.9mm
厚さ 14.1mm
バンド幅19mm
中留ワンプッシュ三つ折れ方式
腕周り長さ(最長)185mm
ムーブメントCal.9S86
駆動方式メカニカル 自動巻(手巻付き)
駆動時間最大巻上時約55時間持続
精度平均日差+5秒〜-3秒
防水日常生活用防水
耐磁あり
重量150g
その他石数 37石
24時針(デュアルタイム表示機能)
カレンダー連動時差修正機能

この記事の監修

グランドセイコー担当 藤本
グランドセイコー担当 藤本
資格:日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
担当ブランド:Grand Seiko、NORQAIN

腕時計販売店ハラダのオンライン担当。
腕時計の撮影、オンライン上でのマーケティング全般を担当。

最新のトレンドからクラシックなモデルまで、幅広い腕時計の情報を提供し、特に日本の腕時計ブランドであるグランドセイコーの魅力を発信することに注力。グランドセイコーの精密な技術と美しいデザインについて詳しく紹介し、時計の選び方や魅力を伝える事に生きがいを感じている。
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