LONSDALE
ウォッチメイキングとプレミアムシガーの世界への共通の情熱から生まれた「ロンズデール」ウォッチとそのプレゼンテーションケースは、ふたりの熟練したシガースモーカーによる発案で誕生しました: その人物とは国際的な時計コレクターズクラブ「CronotempVs Collectors」の共同設立者であるスカラマンガと、大手オンライン時計雑誌「Watchonista」とそのラグジュアリーライフスタイルのサブプラットフォーム「The Lounge」の会長兼発行人であるマルコ・ガベラです。
この時計コレクターであり「Brother of the leaf(葉巻の兄弟)」でもある二人は、COVID-19の流行中にZoomで行われたバーチャルシガー「herf」の一環として、キューバのビトラを数本味わっていたとき、ふたりを結びつけた腕時計とシガーの世界をユニークな方法で融合するアイデアを思いつきました。それは、時計ブランドとコラボレーションして、高級シガーの領域からヒントを得た時計とプレゼンテーションケースを作ることでした。そして2年後、「ロンズデール」が誕生しました。
キューバの伝統を受け継ぐ唯一のスイスの高級時計メーカーであるクエルボ・イ・ソブリノスによって作られた「ロンズデール」は、20世紀半ばにハバナの全盛期に生まれたクエルボ・イ・ソブリノスのクラシックなデザインからインスピレーションを得たヴィンテージ感が詰まった時計となっています。
スイス・ブランドのキューバ・レガシーを別の視点から再評価する、まったく新しいデザインができあがりました: ステンレススティールをポリッシュ仕上げし、ユニークな形状のラグが目を惹く40mmケースに、アルファ針とアラビア数字を用いた質感のあるメタリックダイヤルを組み合わせています。「ロンズデール」には伝統的なシガーの色合いにちなんだ3つダイヤルカラーがあり、それぞれ82本の少量生産限定となっています: シルバーとグリーンのCandela、シャンパンのClaro、ブラウンのOscuroです。それぞれのケースバックには、"Uno de 82 "の文字が刻まれています。
「ロンズデール」のために、スパニッシュシダーを使用した高級シガーボックスのような、多機能なプレゼンテーションケースが製作されました。外側の革製カバーには、著名な時計デザイナーであるエリック・ジローによる個人的なデザインプロジェクト「Somewhere」の一環として制作した、金メッキとエンボス加工を施した煙の渦のモチーフが描かれています。
葉巻愛好家のための3つのアクセサリー(ブラックのシガーレスト、ブラックのシガーチューブ、高品質の葉巻を束ねるのに使われるシルクリボンを模したNATOストラップ)が、「ロンズデール」ウォッチと共に収めることができます。また、収納トレイは取り外すことができ、時計や葉巻のアクセサリー、収集品、その他の身の回りのものを収納・持ち運ぶための携帯用ヴィデオポッシュ(トラベルケース)としても利用することができます。
商品レビュー記事
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モデルバリエーション
知られざる名ブランド「クエルボ・イ・ソブリノス」とは
『スイスのハートにキューバのスピリット。』
1882年、創業者であるラモン・イ・クエルボはキューバの首都ハバナでも一流ショップが集まるキンタ通りにラ・カーサという高級時計宝飾店をオープンしました。
ほどなくアルマンド・リオ・クエルボを含む兄弟達が経営を手伝い始め、後に店名を「クエルボとその甥達」という意味である「クエルボ・イ・ソブリノス」(CYS)に変更し、事業を次第に拡大していきました。
時計はスイスのラ・ショー・ド・フォンで製造。
卓越したスイスの時計製造の技術に、ラテンの精神を吹き込むことに成功しました。
ロンジンも、ロレックスも、パテック・フィリップも
1940年代、砂糖需要の拡大によりのキューバはかつてない好景気に沸き、それとともにCYSも絶頂期を迎えました。
CYSの高い評価は世界的なものとなっており、ダイヤルに「Cuervo y Sobrinos」と記されたダブルネームモデルを多数製造。
今では信じられないことですが、ロンジン、ロレックス、パテック・フィリップ、ユリスナルダンなど、現代の時計業界を支えている大手ブランドの数々がCYSの人気を糧に時計を販売する時代もあったのです。
歴史を変えた偉人も愛したCYS
作家のアーネスト・ヘミングウェイ、俳優のクラーク・ゲーブル、政治家のウィンストン・チャーチル、そして物理学者のアルベルト・アインシュタイン。
世界を変えたと言っても過言ではない著名人たちが、クエルボ・イ・ソブリノスの顧客名簿にその名を連ねていることからも、当時の人気ぶりを窺い知ることができます。
休眠と再出発
しかしながら50年代に入るとキューバ革命により社会主義国へ移行。
ブランドも国営化されてしまい、キューバ軍のアンゴラ介入時には軍用時計を生産することもありました。
その後ブランドは休眠状態となり、20世紀末に長い眠りから発見されるまでの約40年間、時計製造を停止することになりました。
2002年、当時のCEOのマルツィオ・ヴィラによって本格的にブランドとして復活。
現在もスイスを拠点に、クエルボファミリーの職人たちより受け継がれた時計のムーブメントや当時のスケッチからヒントを得ながら、かつてのモデルに独自のタッチを加え、新たにハバナテイストを基調としたエレガントなモデルを生み出しています。
当ネットショップで取り扱っているモデルはお取り扱い品の一部です。
さらに豊富なラインナップはハラダ本店店頭でご覧いただけます。