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【見方や調べ方、意味は?】
グランドセイコーの型番の秘密

グランドセイコーの正規販売店である当店は、ブランドの技術力の結晶たる、機械式、クォーツ式、スプリングドライブを幅広くお取り扱いしております。

当サイトではそんなグランドセイコーについて、ムーブメントごとのご紹介や人気商品の徹底レビューなど様々な紹介ページをご用意しておりますが、今回はグランドセイコーについて一風変わったマニアックな情報をお届けいたします。

それは、グランドセイコーの全モデルにもれなく付けられている型番についてです。ただの英数字の羅列のようにも見える型番からは、実はさまざまな情報を読み取ることができるのです。

型番に込められた意味や法則を理解し、ぜひご購入の参考や豆知識としてご利用ください。

※当ページでご紹介する情報はグランドセイコーが正式に発表しているものではなく、これまでにリリースされたモデルの型番から筆者が推測したものとなります。そのため、必ずしも全てのモデルに当てはまるものではないことをご了承ください。

 

 

グランドセイコーとは?

GS_logo

グランドセイコーは国産腕時計メーカーの中でもトップクラスに位置するセイコーから、トヨタのレクサスのように独立し生まれた高級時計ブランドです。自社で部品作りから組み立て、出荷までの全てを行うマニファクチュール(自社一貫製造)であり、その「匠」と「和」が融合したコレクションの数々は品質、デザインの秀逸さで国内外問わず高い人気を博しています。

 

 

グランドセイコーの型番に込められた意味

初めにグランドセイコーの型番に込められている意味について、大人気モデル「SBGA211」を例にご紹介いたします。

title 引用:グランドセイコー公式サイト「SBGA211」

まず、グランドセイコーの型番は必ずS◯G◯+数字3桁で表現されています。最初の「S」と3番目の「G」は共通して全ての型番に付けられており、数字3桁はコレクションの通し番号だと考えられます。

さて、ここからは推測になりますが、最初のアルファベット4文字には以下のような意味があると考えられます。

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1番目にはSEIKOの「S」、3番目にはGrand Seikoシリーズの「G」が配されるため、全てのグランドセイコーのモデルはこの2つが共通するわけですね。

2番目のアルファベットは「メンズモデルorレディースモデル」を表しています。メンズモデルは「B」、レディースモデルには「T」が使われており、ほぼ全てのモデルがこの2つで区別されています。ただし、グランドセイコー60周年に作られたムーブメントを搭載したモデルは「L(Limited?)」の文字が使われています。

4番目のアルファベットは搭載されているムーブメントに基づいて決められているようです。つまり、9Fクォーツ、9Sメカニカル、9Rスプリングドライブのムーブメントの種類に応じてアルファベットを振り分けているため、A〜Zまでのほとんどのアルファベットが使われています。

裏を返せば、型番への理解を深めることでひと目で搭載ムーブメントの種類や搭載されている機能が分かるかもしれません。

 

 

アルファベットによるムーブメントの分類

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ムーブメントの種類に応じて決められる4番目のアルファベットですが、A〜Zをメカニカル、クォーツ、スプリングドライブで分類すると以下のようになります。

  • 9Sメカニカル・・・H、J、K、L、M、R、W
  • 9Fクォーツ・・・F、G、N、P、T、V、X
  • 9Rスプリングドライブ・・・A、B、C、D、E、Y、Z
  • なお、上記にない、I、O、Q、S、Uが付けられた型番は2021年8月現在確認できなかったため、極めて古いモデルか、まだ使われていないアルファベットであると考えられます。

     

     

    グランドセイコーのメンズシリーズ

    SBGA

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    SBGAはオーソドックスな3針+カレンダーの自動巻スプリングドライブモデルに付けられます。ムーブメントには主に初代スプリングドライブ「Cal.9R65」が使われますが、金無垢などの一部のハイエンドラインには、より精度を追求した「Cal.9R15」が搭載されています。

    代表的なモデルには先に例を挙げた「雪白文字板」で有名なSBGA211が挙げられます。

     

     

    SBGB

    SBGBはクロノグラフ搭載の自動巻スプリングドライブモデルです。ムーブメントには「Cal.9R84」が搭載されており、代表モデルには生産終了となったSBGB001が挙げられます。現行モデルには後述するGMTクロノグラフ「Cal.9R86」が搭載されたものが多く、あまり使われていない型番です。

     

     

    SBGC

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    SBGCはクロノグラフGMTを搭載した自動巻スプリングドライブモデルに付けられます。世界一高精度なぜんまい駆動クロノグラフと呼ばれる「Cal.9R86」が搭載されており、遊び心をくすぐる表情のモデルが肩を並べます。

    代表的なモデルには黒と金の色合いが映える「SBGC205」が挙げられます。

     

     

    SBGD

    SBGDはグランドセイコーサロンやブティックでしか手に入らない超上位モデル、「マスターピースコレクション」の自動巻スプリングドライブモデルにのみ使われます。搭載ムーブメントは異例の8日巻を実現した「Cal.9R01」が採用されており、特別感では他の追随を許しません。

    代表的なモデルにはセイコー140周年記念のハイジュエリーモデル「SBGD207」が挙げられます。

     

     

    SBGE

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    SBGEはGMT機能搭載の自動巻スプリングドライブモデルに付けられます。ムーブメントには初代スプリングドライブ「Cal.9R65」にGMT機能を付加した「Cal.9R66」が採用。4本目の針であるGMT針は、実用性はもちろんアクセントカラーに用いられることでより時計を表情豊かにしてくれます。

    主にSBGE255のようなベゼルの大きなスポーツモデルに使われ、最近では24節季をモチーフとしたシリーズにも採用されました。

     

     

    SBGF

    SBGFは9Fクォーツの前身とも言える8Jクォーツを搭載したシリーズです。9Fクォーツの台頭とともに姿を消し、今のところ現行モデルでは使われていません。

     

     

    SBGG

    こちらももSBGFと同じく、9Fクォーツが登場する前のシリーズです。現行モデルに採用されていないことから、生産を終了していると思われます。

     

     

    SBGH

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    SBGHは自動巻メカニカルハイビートモデルに付けられる型番です。ムーブメントには1秒間に10振動する(1時間に36000回)メカニカルムーブメント「Cal.9S85」が主に用いられ、振動数を高めることで外圧に強く、安定した精度を得ることができます。

    代表モデルにはセイコーの伝統的スタイルを継承した「SBGH279」が挙げられます。

    • Grand Seiko
      Heritage Collection
      マスターショップ限定モデル
      メカニカルハイビート36000

      SBGH279
      704,000円(税込)

    • SBGH279

      SBGH279を手に入れる

     

     

    SBGJ

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    SBGJは自動巻メカニカルハイビートGMT搭載モデルです。ハイビートムーブメント「Cal.9S85」の利点はそのままに、GMT機能を付加した「Cal.9R86」が用いられ、さらなる実用性が追求されました。

    代表モデルには青と白のベゼルが特徴的なスポーツウォッチ「SBGJ237」が挙げられます。

    • Grand Seiko
      Sport Collection
      マスターショップ限定モデル
      メカニカルハイビート36000GMT

      SBGJ237
      792,000円(税込)

    • SBGJ237

      SBGJ237を手に入れる

     

     

    SBGK

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    SBGKはスモールセコンド採用の手巻きメカニカルモデルです。ムーブメントにはグランドセイコー初となるスモールセコンドを採用した「Cal.9S63」が採用され、パワーリザーブインジケータも搭載しています。

    手巻きらしくドレスウォッチを意識したシリーズラインが多く、「SBGK007」のような気品あふれるモデルがリリースされています。

     

     

    SBGL

    SBGLは当時画期的だった72時間駆動ムーブメント「Cal.9R67」を搭載した自動巻メカニカルモデルです。ロングパワーリザーブモデルとして大々的にリリースされたモデルのため、ほとんどのモデルに象徴的なリザーブインジケーターが搭載されていました。

    現在は後述の「Cal.9R68」の登場によりCal.9R67が搭載されなくなり、SBGLという型番も見なくなりました。

     

     

    SBGM

    SBGMはGMT機能搭載の自動巻メカニカルモデルに使われる型番です。スタンダードな3日巻のメカニカルムーブメント「Cal.9S65」にGMT機能を付加した「Cal.9S66」が用いられています。

    現行モデルは数少なく、クラシックウォッチを意識した「SBGM221」などが挙げられます。

     

     

    SBGN

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    SBGNはGMT機能を搭載したクォーツモデルに付けられる型番です。ムーブメントには初めてGMT機能を付加した9Fクォーツ「Cal.9F86」が用いられており、日送りカレンダーも搭載されています。主にGMT針は表情付けに使われており、モデルによっては色がさまざまに変えられています。

    代表的なモデルにはセイコー140周年記念モデルの「SBGN023」などが挙げられます。

     

     

    SBGP

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    SBGPは時針単独操作ができるクォーツモデルに付けられる型番です。ムーブメントには「Cal.9F85」が採用。時差を簡単に反映させることができるため、海外に行く機会が多い方にうれしい実用派ウォッチです。

    代表的なモデルにはグランドセイコー誕生60周年記念モデルの「SBGP015」が挙げられます。

     

     

    SBGR

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    SBGRはスタンダードな3日巻メカニカルモデル(自動巻)に付けられる型番です。ムーブメントには「Cal.9S55」の後継モデル「Cal.9S65」や径大ムーブメント「Cal.9S68」が採用されています。外見ではわかりにくいですが、実用性を高めるためにさまざまな改良が施されたグランドセイコーの機械式らしいモデルです。

    グランドセイコーらしさ全開の40mmモデル「SBGR317」や、迫力ある42mmケースの「SBGR309」などが挙げられます。

     

     

    SBGT

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    SBGTはグランドセイコー唯一のデイデイト(日付、曜日表示)搭載のクォーツモデルです。ムーブメントには9Fクォーツの第一作目「Cal.9F83」が採用。ビジネスユースに打って付けのシリーズです。

    「SBGT238」等のオーソドックスなフォルムのクォーツモデルがラインナップされています。

     

     

    SBGV

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    SBGVは3針と日付だけの最もスタンダードなクォーツモデルです。ムーブメントには「Cal.9F82」が採用され、現行モデルでは「SBGV239」といったスタンダードなクォーツモデルがリリースされています。

     

     

    SBGW

    SBGWはスモールセコンド非搭載の手巻きメカニカルモデルです。過去、ムーブメントには「Cal.9S54」が搭載されていましたが、現行機には後継機の「Cal.9S64」が採用されパワーリザーブの延長と安定した精度を追求しています。ドレスウォッチに向けられたようなシンプルなモデルが多く、初代グランドセイコーを復刻した「SBGW257」などが有名です。

     

     

    SBGX

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    ムーブメントに「Cal.9F62」を採用したコンパクトな3針+カレンダーのクォーツモデルです。袖口に収まるようなスリムモデルや、「SBGX341」のような耐磁ウォッチなどがラインナップされています。

     

     

    SBGY

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    SBGYは数少ない手巻きのスプリングドライブモデルに使われます。ムーブメントには芸術品のような美しさを放つ「Cal.9R31」が採用され、時計としての個性はピカイチです。

    代表的なモデルには、神秘的な自然現象”御神渡り”を表現した「SBGY007」があります。

    • Grand Seiko
      Elegance Collection
      マスターショップ限定モデル
      手巻きスプリングドライブ
      SBGY007
      935,000円(税込)

    • SBGY007

      SBGY007を手に入れる

     

     

    SBGZ

    こちらも手巻きスプリングドライブモデルですが、グランドセイコーの最上級ライン「マスターピースコレクション」のみに使われる型番です。特別に作られた3.5日巻ムーブメント「Cal.9R02」が採用され、スプリングドライブの中でもハイエンドラインが揃っています。

     

     

    グランドセイコーのレディースシリーズ

    ここでは型番がSTGから始まるレディースモデルをご紹介いたします。レディースモデルはメンズモデルに比べ未だにラインナップが少なく、現行モデルはSTGFとSTGKの2種類のみになっています。

    STGF

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    レディース向けのスリムな年差±10秒クォーツモデルです。3針+カレンダーのシンプルモデルで大半のレディース向けクォーツモデルがこれになります。

    最近ではSBGA211とペアウォッチで使える「STGF359」がリリースされ、話題を呼びました。

     

     

    STGK

    レディース向けのコンパクトなメカニカル自動巻モデルです。30mm台のスリムケースに収まるほど小さな自動巻ムーブメント「Cal.9S27」が採用され、ほとんどがレディースモデルの中でも上位ラインに位置しています。「STGK011」のようなハイジュエリーウォッチもラインナップされています。

     

     

    60周年記念ムーブメント搭載のシリーズ

    男女の区別がなく、型番がSLGから始まるモデルは60周年に発表されたムーブメント搭載の次世代モデルです。 今のところ限定モデルがほとんどですが、SLGH005のようなレギュラーモデルも少数ながらラインナップされています。

    SLGA

    60周年を記念して生まれたスプリングドライブムーブメント「Cal.9RA5」搭載モデルです。精度は他のスプリングドライブを凌駕する月差±10秒を記録しており、最大巻上時には120時間ものロングパワーリザーブを発揮します。レギュラーモデルは未発表であり、限定ダイバーズモデル「SLGA001」と「SLGA003」のみが登場しています。

     

     

    SLGHシリーズ

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    60周年を記念して生まれたハイビートメカニカルムーブメント「Cal.9SA5」を搭載したモデルです。10振動の安定した精度を発揮と80時間という長いパワーリザーブを兼ね備え、9Sメカニカルの新時代到来を感じさせます。限定モデル「SLGH003」に加え、今や各所で品切れを起こしている「SLGH005」、通称白樺モデルのみがリリースされています。

    • Grand Seiko
      Heritage Collection
      マスターショップ限定モデル
      メカニカルハイビート36000
      SLGH005
      1045,000円(税込)

    • SLGH005

      SLGH005を手に入れる

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