3102-1ASV HISTORIADOR ASTURIAS PEQUENOS SEGUNDOS
ヒストリアドール アストゥリアスの成功を受けて、新たにスモールセコンドモデルが加わりました。
「ヒストリアドール アストゥリアス ペキニョスセゴンドス」はアストゥリアスの特徴を受け継ぎながら、シンプルに時、分、秒を表示します。余分なディテールは一切なく、ピュアでエレガントなフォルムが潔さを醸し出しています。
ラモン・フェルナンデス・クエルボは、スペイン北部アストゥリアスの町プラビアからキューバに移住。彼は1862年にハバナで宝石店を創業し、後にファミリーを招きました。1882年、ドン・クエルボは甥(ソブリノス)たちと新会社「クエルボ・イ・ソブリノス」を設立しています。
ラモンと甥たちにオマージュを捧げたエレガントなタイムピース「ヒストリアドール・アストゥリアス」はグラデーションが美しいヒュメダイヤルが高い視認性と共に目を惹き、人気モデルとなりました。
「ヒストリアドール アストゥリアス」の好評を受け、クエルボ・イ・ソブリノスは新しいモデル「ヒストリアドール アストゥリアス ペキニョスセゴンドス」を発売いたします。この最新モデルは、センターセコンドとデイト表示を排し、6時位置にスモールセコンドを配置しました。この表示は控えめながら十分な大きさがあるため視認しやすくなっています。
「ヒストリアドール アストゥリアス ペキニョスセゴンドス」は、きわめて細かなラインで構成されたサンレイが施され、光を魅力的に反映します。
ヒストリアドール アストゥリアスの個性を受け継ぐこの最新モデルは、エレガンスの典型です。優美なロザンジュ様式の針がアプライドのバトン型インデックスと組み合わされ、時刻が見やすくなっています。
「ヒストリアドール アストゥリアス ペキニョスセゴンドス」の心臓部には、キャリバーCyS 5158が搭載されています。セリタSW 260-1をベースにしたこのスイス製自動巻きムーブメントは、エングレービングが施されたローターを備え、38時間のパワーリザーブを備えています。
このモデルをデザインするにあたり、クエルボ・イ・ソブリノスは1940年代のデザインを参考にしました。ケースデザインはこの時代のスタイリングを踏襲しながらも、40mmのゆったりとしたケース径で現代的なテイストも取り入れています。スティール製ケースはポリッシュ仕上げが施され、緩やかな弧を描く輪郭を際立たせています。細長いラグは人間工学に基づいた形状で、手首の上部の輪郭に沿い、抜群の着け心地を提供します。
ケースに取り付けた二重のカーブを描くサファイアクリスタルがダイヤルの表面に光を誘い、視認性を高めています。
「ヒストリアドール アストゥリアス ペキニョスセゴンドス」は、ラモン・フェルナンデス・クエルボと、新しい生活を始めるために勇気を持ってキューバに渡り、今日のキューバを築き上げた同胞たちに敬意を表したモデルです。
モデルバリエーション
- 176974355
- 169107249
- 169107655
- 169107773
- 169107538
知られざる名ブランド「クエルボ・イ・ソブリノス」とは
『スイスのハートにキューバのスピリット。』
1882年、創業者であるラモン・イ・クエルボはキューバの首都ハバナでも一流ショップが集まるキンタ通りにラ・カーサという高級時計宝飾店をオープンしました。
ほどなくアルマンド・リオ・クエルボを含む兄弟達が経営を手伝い始め、後に店名を「クエルボとその甥達」という意味である「クエルボ・イ・ソブリノス」(CYS)に変更し、事業を次第に拡大していきました。
時計はスイスのラ・ショー・ド・フォンで製造。
卓越したスイスの時計製造の技術に、ラテンの精神を吹き込むことに成功しました。
ロンジンも、ロレックスも、パテック・フィリップも
1940年代、砂糖需要の拡大によりのキューバはかつてない好景気に沸き、それとともにCYSも絶頂期を迎えました。
CYSの高い評価は世界的なものとなっており、ダイヤルに「Cuervo y Sobrinos」と記されたダブルネームモデルを多数製造。
今では信じられないことですが、ロンジン、ロレックス、パテック・フィリップ、ユリスナルダンなど、現代の時計業界を支えている大手ブランドの数々がCYSの人気を糧に時計を販売する時代もあったのです。
歴史を変えた偉人も愛したCYS
作家のアーネスト・ヘミングウェイ、俳優のクラーク・ゲーブル、政治家のウィンストン・チャーチル、そして物理学者のアルベルト・アインシュタイン。
世界を変えたと言っても過言ではない著名人たちが、クエルボ・イ・ソブリノスの顧客名簿にその名を連ねていることからも、当時の人気ぶりを窺い知ることができます。
休眠と再出発
しかしながら50年代に入るとキューバ革命により社会主義国へ移行。
ブランドも国営化されてしまい、キューバ軍のアンゴラ介入時には軍用時計を生産することもありました。
その後ブランドは休眠状態となり、20世紀末に長い眠りから発見されるまでの約40年間、時計製造を停止することになりました。
2002年、当時のCEOのマルツィオ・ヴィラによって本格的にブランドとして復活。
現在もスイスを拠点に、クエルボファミリーの職人たちより受け継がれた時計のムーブメントや当時のスケッチからヒントを得ながら、かつてのモデルに独自のタッチを加え、新たにハバナテイストを基調としたエレガントなモデルを生み出しています。
当ネットショップで取り扱っているモデルはお取り扱い品の一部です。
さらに豊富なラインナップはハラダ本店店頭でご覧いただけます。