ブセアドール カリブ ピピン 本数限定モデル
クエルボ・イ・ソブリノスは、最新作の「ブセアドール カリブ ピピン」で、キューバのフリーダイビングの伝説、フランシスコ・「ピピン」・フェレラスに敬意を表します。
この新しいダイバーズウォッチは、目を引く青、赤、白の色合いの組み合わせの仕様になっています。
水中での使用に最適に設計されたこのモデルは、着用者を極限の世界、ピピンの世界に浸らせます。
水中でも陸上でも判読しやすいよう最適に設計された「ブセアドール カリブ ピピン」は、キューバ国旗に敬意を表して青と赤のアクセントを組み入れた純白のダイヤルが特徴です。
このモデルには、読みやすさを高めるために、過度に大きな時針と分針が付いています。 白いインデックスは青で縁取られ、水中で最も重要な指標である分針は鮮やかな赤の縁取りで強調されています。
針とインデックスの両方にスーパールミノバが塗布されています。
青いセンターセコンド針には、赤で縁取られたロリポップが付いています。
ダイヤルの下部には、現在の日付を表示する窓があります。
非常に複雑な43mmのスチール製ケースに収められたこのダイバーズウォッチは、コンテナ・タイプの構造で200m防水です。
4時位置の独創的なプッシャー・システムで、2時位置のリューズのロックを解除できます。
赤い仕様のリューズは内部の回転ベゼルを調整するために使用され、着用者は潜水時間を監視できます。
9時位置にあるもう1つのリューズは、表示を調整したりメインスプリングを巻くのに使用されます。
ダイバーズウォッチの慣例に従い、「ブセアドール カリブ ピピン」には無垢のケースバックが取り付けられています。
それには、熱帯魚の群れに囲まれて水中を泳ぐダイバーの描写が刻まれています。
このウォッチの心臓部には、彫刻されたモチーフで仕上げられたローターを備えたスイス製ムーブメント、CYS 8126自動巻きキャリバーが搭載されています。
モデルバリエーション
- 183224519
- 182188906
- 176986237
- 176984644
- 173641497
- 174909066
- 174910730
知られざる名ブランド「クエルボ・イ・ソブリノス」とは
『スイスのハートにキューバのスピリット。』
1882年、創業者であるラモン・イ・クエルボはキューバの首都ハバナでも一流ショップが集まるキンタ通りにラ・カーサという高級時計宝飾店をオープンしました。
ほどなくアルマンド・リオ・クエルボを含む兄弟達が経営を手伝い始め、後に店名を「クエルボとその甥達」という意味である「クエルボ・イ・ソブリノス」(CYS)に変更し、事業を次第に拡大していきました。
時計はスイスのラ・ショー・ド・フォンで製造。
卓越したスイスの時計製造の技術に、ラテンの精神を吹き込むことに成功しました。
ロンジンも、ロレックスも、パテック・フィリップも
1940年代、砂糖需要の拡大によりのキューバはかつてない好景気に沸き、それとともにCYSも絶頂期を迎えました。
CYSの高い評価は世界的なものとなっており、ダイヤルに「Cuervo y Sobrinos」と記されたダブルネームモデルを多数製造。
今では信じられないことですが、ロンジン、ロレックス、パテック・フィリップ、ユリスナルダンなど、現代の時計業界を支えている大手ブランドの数々がCYSの人気を糧に時計を販売する時代もあったのです。
歴史を変えた偉人も愛したCYS
作家のアーネスト・ヘミングウェイ、俳優のクラーク・ゲーブル、政治家のウィンストン・チャーチル、そして物理学者のアルベルト・アインシュタイン。
世界を変えたと言っても過言ではない著名人たちが、クエルボ・イ・ソブリノスの顧客名簿にその名を連ねていることからも、当時の人気ぶりを窺い知ることができます。
休眠と再出発
しかしながら50年代に入るとキューバ革命により社会主義国へ移行。
ブランドも国営化されてしまい、キューバ軍のアンゴラ介入時には軍用時計を生産することもありました。
その後ブランドは休眠状態となり、20世紀末に長い眠りから発見されるまでの約40年間、時計製造を停止することになりました。
2002年、当時のCEOのマルツィオ・ヴィラによって本格的にブランドとして復活。
現在もスイスを拠点に、クエルボファミリーの職人たちより受け継がれた時計のムーブメントや当時のスケッチからヒントを得ながら、かつてのモデルに独自のタッチを加え、新たにハバナテイストを基調としたエレガントなモデルを生み出しています。
当ネットショップで取り扱っているモデルはお取り扱い品の一部です。
さらに豊富なラインナップはハラダ本店店頭でご覧いただけます。