SBGA461のリストショット

新作スプリングドライブダイバーズが登場!SBGA229が復活?

セイコーウォッチの高級ラインである、グランドセイコー。
国内最高峰の時計ブランドとして日本での人気はもちろん、海外にも通用する技術力で世界からも注目されています。なかでも、独自開発のムーブメント、スプリングドライブと、揺るぎないデザイン理念を確立した“セイコースタイル”が魅力です。

そして2021年にスポーチウォッチコレクションから、スプリングドライブダイバーズの新作、SBGA461が発売されました。
今回は、ニューモデル「スプリングドライブダイバーズ SBGA461」の特徴、またダイバースウォッチとはどのような腕時計なのかご紹介していきましょう。

 

 

グランドセイコーが腕時計に込める想い

黒の文字盤の時計全体を写している様子

まずは、グランドセイコーのブランドについてお話しいたします。 グランドセイコーは、時計大国であるスイスと肩を並べるために挑戦してきたブランドです。 精度や強度などの品質を追求し、日本特有の丹念な職人技術を、腕時計というアイテムに全身全霊込めてきました。 海外からも高い評価を得ている独自ムーブメント“スプリングドライブ”は、その証とも言えるでしょう。

また、デザイン理念の“セイコースタイル”は、日本の美しさを表現したものでもあります。 日本人は、光だけにフォーカスするのではなく、影をも愛し、そのふたつの調和に美学を感じてきました。古くから使われていた「屏風」や「障子」もそのひとつです。 そして、それらを構成するのに用いられていたのが、歪み、捻れのない平面でした。

その平面によって現れる光と影の表情を、巧みに時計のデザインに宿し、日本メーカーにしか生み出せない“美”を体現したのがグランドセイコーなのです。

 

 

どう変わった?新作SBGA461の魅力を解説

水中の中にあるrSBGA461の時計を写している様子

それでは、今回ご紹介するスプリングドライブダイバーズSBGA 461について詳しくみていきましょう。 本モデルの魅力を、3つの視点からご紹介していきます。

SBGA229のアップグレードモデル

SBGA229の文字盤が蛍光色に光っている様子

グランドセイコーのダイバーズウォッチがお好きな方はご存知の通り、本モデルは、前身であるSBGA229をアップグレードしたモデルとなっています。
2017年に誕生したSBGA229は、比較的手に入れやすい価格であるにもかかわらずハイクオリティなダイバーズウォッチとして人気でしたが、2021年の上半期に生産終了。

SBGA229の時計をつけて厚さを写している様子

そして同年に、アップグレードモデルとして登場しました。
廃盤モデルが復活したと、ファンにとっては嬉しいニュースだったことでしょう。

SBGA229の時計をつけてリューズを写している様子

アップグレードモデルと言っても仕様はほとんど同じで、変わったところは細かな部分のみ。
日付表示窓の外側にもルミブライトが施され、深海という過酷な状況でもより高い視認性が保たれるようになりました。
また、ベゼルにある数字の内側にも点状の目盛りが加わったことで、さらに数値が読み取りやすくなったように感じます。

SBGA229の時計をつけてバックルを写している様子

このようにダイバーズウォッチとして視認性が高くなった上に、全体のデザイン等もほとんど変わらないので、在庫がなくなる前に旧版を手に入れようとしてた方は、こちらの新作も検討してみてはいかがでしょうか。

ダイバーズウォッチとは?

ダイバーズウォッチの文字盤が蛍光色に光っている様子

ところで、ダイバーズウォッチとはどのような時計なのか。実は詳しく知らない方も多いのでは。
ダイバーズウォッチとは、名前の通りダイビングする人に向けて作られた腕時計。
規定が設けられており、防水性はもちろんのこと逆回転防止ベゼルや、耐磁性、そして暗闇での視認性も求められます。機能性の高さは言うまでもありません。

ダイバーズウォッチの時計をつけてブレスレットを写している様子?

ダイビング中は、たとえルミブライトが施されていたとしても数字を読み取るのは困難な場合もあります。
そのため、インデックスには丸、三角、四角といった図形を採用し、より直感的に時刻がわかるようになっているのです。

グランドセイコーが誇る“スプリングドライブ”

黒の文字盤の時計をつけている様子”

本モデルに搭載されているスプリングドライブとは、先述したようにグランドセイコーが独自に開発した最先端ムーブメント。機械式のいいところとクオーツ式のいいところを合わせた、ハイブリッド形ムーブメントと言われています。

そして、スプリングドライブは他のムーブメントよりも直径が大きく、厚みが出るのも特徴。薄型の時計を追求する傾向が強い中、厚みがあるゆえに醸し出す重厚感と威厳、信頼感などをすべて凝縮しているかのようなこの外装が本モデルの魅力と言えます。

【筆者コメント】
ダイバーズウォッチならではの必須機能と独自ムーブメント、さらにセイコースタイルのそれぞれがマッチした、他にないスポーツウォッチ。どの要素も必要不可欠で、替えの利かないような説得力がありますよね。すべてが調和し、必然的に生まれた、そんな無限の魅力を感じてしまうモデルです。

 

 

まとめ

ファン待望のSBGA229のアップグレードモデル「スプリングドライブダイバーズ SBGA461」をご紹介しました。
ダイビングはしないけど、デザインが気に入ったという方も、ぜひ一度手にしてみて欲しい1本です。また、SBGA229の生産終了に悲しんでいた方も、アップデートされた本モデルを検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

SBGA461 詳細スペック

外装

外装 ステンレス
ガラス材質 サファイア
コーティング 内面無反射コーティング
ルミブライト あり(針・インデックス・ベゼル)
ケースサイズ 横 44.2mm 縦 51mm 厚さ 14mm
腕周り長さ(最長) 195mm
中留 ワンプッシュ三つ折れ方式

ムーブメント

ムーブメント キャリバー:9R65
駆動方式 スプリングドライブ
駆動時間 最大巻上時約72時間(約3日間)持続
精度 平均月差±15秒(日差±1秒相当)

機能

防水 200m潜水用防水
耐磁 あり
重さ 201.0 g
その他 スクリューバック
ダブルロック中留
ねじロック式りゅうず
カレンダー(日付)機能つき
石数 30石
秒針停止機能
パワーリザーブ表示機能
裏ぶた獅子の紋章つき
逆回転防止ベゼル