SBGA463のリストショット

【グランドセイコー SBGA463】活躍する大人の男性に捧ぐスプリングドライブダイバーズ

世界を舞台に活躍する希有な高級時計ブランドのグランドセイコー。
1960年に登場して以来「世界に通用する高精度で高品質な腕時計を作り出す」をモットーに、時計王国スイスに挑戦すべく技術を磨いてきました。

それから60年経過してもなお、世界中の人々を虜にし続ける秘密はどこにあるのでしょうか。
この記事では、匠の技が光るダイバーズウォッチ「Sport Colleciton SBGA463」を歴史とともにご紹介していきます。

なお、SBGA463の前身である「SBGA231」は2021年に廃盤となっています。
SBGA463は同モデルの魅力を受け継ぎつつ、ダイバーズウォッチに関する新たなISO規格に対応するべくアップグレードしているモデルです。

SBGA463が気になる方は、ぜひ当記事を参考にしてみてください。

2024年8月23日追記:SBGA231の画像が間違って記載されておりましたので訂正しております。ご指摘いただいた方に、この場で深く御礼申し上げます。ありがとうございます。

 

 

【グランドセイコーSBGA463】今もなお、受け継がれる創業者の想い

グランドセイコーを語るには、母体のセイコーの存在が欠かせません。

1881年に「東洋の時計王」と呼ばれた服部金太郎氏は、東京京橋に「服部時計店」を創業。
同氏は、当初から時計王国スイスに早く肩を並べようと時計の近代化にいち早く取り組んでいました。

1892年には「精工舎」が設立され、掛時計の製造を開始。その後、1960年になって初代グランドセイコーが誕生しました。以降、セイコーの最高峰コレクションとしてラインナップを展開し、2017年には独立したブランドへ移行。現在まで、世界をもターゲットとした高級腕時計ブランドとして、存在感を強めています。

 

 

【グランドセイコーSBGA463】国産ダイバーズウォッチの始まり

国産初のダイバーズウォッチは、56年前(1965年)に発表された『マリーンマスター』です。
1966年には4回にわたって南極観測隊越冬隊員の装備品として使用され、どんな過酷な環境下においても壊れることなく動き続けることで信頼を勝ち取りました。

しかしその2年後、あるプロフェッショナルダイバーから届いた一通の手紙によりマリーンマスターに転機が訪れます。

その内容は「現在販売されているどのウォッチも300m以上の深海潜水には耐えられない」とのもの。
300m以上の深海潜水に耐える。その無謀とも思われた要望に応え、1975年に開発されたのが、世界最高のプロフェッショナルダイバーズウォッチと名高い「6915-022」なのです。

その高い防水性能はその後も進化を止めず、1986年には防水性に優れるワンピース構造により遂に1000m防水を達成。
その技術進化で、本場スイスブランドを凌ぐほどの高い『安全性』と『精度』を誇る数々の画期的なモデルを生み出し続け、時計界に革命を巻き起こしました。

SBGA463のリストショット

現在では、セイコー プロスペックスや、本記事で紹介するSBGA463など、多くのダイバーズウォッチがリリースされています。

 

 

【グランドセイコーSBGA463】SBGA231からの変更点

SBGA463の夜光

SBGA231の基本的なデザイン性・機能性を踏襲したSBGA463ですが、大きな違いは新しいISO規格(ISO6425:2018)に対応した点です。

ISOの新規定の一つに「暗闇で25cmの距離から、時刻・時計の作動状態・セット時間などが読み取れる視認性を持つこと」との内容があります。
この規定に対応するために、SBGA463では3時位置にもルミブライトが塗布され、より視認性が高められました。

また、ベゼル上のダイバーズスケールも省略されることなく60個の目盛が記されており、よりプロフェッショナルな一面が強化されたと言えます。

 

 

【グランドセイコーSBGA463】独自技術を活かしたダイバーズウォッチ

SBGA463のダイアル

SBGA463には、グランドセイコー独自の画期的なムーブメント『9Rスプリングドライブ』が搭載されています。

スプリングドライブとは、機械式に用いられるゼンマイを動力源としながら、クォーツ式時計に使われる水晶振動子によって時計の動きを制御するハイブリッド型のシステムです。

つまり、「機械式時計とクォーツ時計のいいとこ取り」をした最高の技術が同モデルには施されています。さらに、その構造上姿勢差の影響が少なく、衝撃にも強いため、タフなダイバーズウォッチにもってこいのムーブメントと言えます。

グランドセイコースポーツコレクションを腕につけた様子

また、通常のスポーツウォッチだとケースのサイズが大きく存在感があるのが一般的。
「かなり重いのでは?」と思う方もおられますが、SBGA463は137gという超軽量を実現しています。
その秘密は、耐傷性、耐食性に優れるブラントチタン。この素材により軽量化が実現し、心地よい装着感が可能になりました。

 

 

【グランドセイコーSBGA463】セイコースタイルを支える「ザラツ研磨」

SBGA463のケースサイド

1967年に44GSで確立したデザイン理念「セイコースタイル」を継承する本作。その魅力のひとつである「燦然たる輝き」には、『ザラツ研磨』と呼ばれる技術が欠かせません。

ザラツ研磨とは、研磨紙を張り付けたアルミの円盤を回転させ、その側面ではなく、正面にケースの研磨面を押し当て動かし超平面に仕上げる技術。
美しいフォルムを作り出すために必要不可欠なものですが、手作業による所が多く、非常に難易度が高いため、熟練の職人しかなし得ません。

SBGA463の存在感のあるケースには、このザラツ研磨の技術が大胆に反映されているため、上品に輝くその様をいつでも楽しめる仕様となっています。

 

 

【グランドセイコーSBGA463】ダイバーズウォッチに欠かせない魅力的な機構

SBGA463には、200mの潜水用防水に加え、先述の通り針・インデックスには視認性を高めるためルミブライトが施されています。

蓄光塗料「ルミノバ」が主に使われており、10分程度の明かりを短時間で吸収し、暗闇で約3〜5時間も発光。
夜でも瞬時に時間を確認できる点が魅力です。

SBGA463のクラスプ

また、回転ベゼルは分解可能な構造になっているため、りゅうず周りに付着した泥や砂、海水なども洗い流しやすいようになっています。さらに、クラスプはエクステンション機能がついており、簡単な操作で微調整が可能。ダイバースーツの上から着用する時でも簡単に調整できます。このような実用を想定した仕様はプロフェッショナルも重宝するでしょう。

 

 

【グランドセイコーSBGA463】充実のアフターサポート

グランドセイコーのアフターサポートの様子

グランドセイコーは腕時計の品質を保証するために、非常に充実したアフターサービスを提供しています。
2021年10月1日に延長された5年間もの無償保証期間に加え、オーバーホールや電池交換ではケースの研磨などの追加サービスを受けられます。

今回延長された5年間の無償保証は、2021年1月1日以降にご購入されたグランドセイコーのみが対象となります。
2020年以前にご購入されたグランドセイコーは対象外となり、無償保証期間は従来通りの3年間となりますのでご了承ください。

 

 

グランドセイコーSBGA463をおすすめしたい方!

  • スキューバダイビングやサーフィンなどのアクティビティを楽しみたい方
  • 長く愛用したい方
  • ビジネスシーンで特別な時計をもちたい方

 

 

【グランドセイコーSBGA463】期待を裏切らないグランドセイコーの魅力

SBGA463は、ビジネスからマリンスポーツまで幅広いシーンで活躍する一本。
強さと気品を兼ね備えたデザインなので、スーツにも合うデザインです。

荒波の中をタフに生き抜くあなたの相棒として、ぜひ選んでみてはいかがでしょうか。