Buceador Caribe ブセアドール カリブ
クエルボ・イ・ソブリノスのダイバーズウォッチ「ブセアドール カリブ 」から、新たに『ピピン』 エディションが登場。
伝説のキューバ人フリーダイバーであり、クエルボ・イ・ソブリノスブランドの友人でもあるピピン・フェレラス氏とのコラボレーションによって開発されました。
グリーンを基調に、ブラック、クリーム、オレンジのアクセントが効いています。
ブセアドールとはスペイン語で「ダイバー」を意味し、ピピンの故郷であるカリブ海の海からインスピレーションを得た時計にふさわしいネーミングです。
直線と曲線を組み合わせたケース形状は、ダイビングタンクやシュノーケルからインスピレーションを得て、リューズやプッシャーにデザインされています。
「ブセアドール カリブ」は、ダイバーズウォッチの慣習に則り、裏蓋はスクリュー式で、ピピンのサインと、熱帯魚の群れに囲まれて水中を泳ぐダイバーの絵のエングレービングが施されています。
コンテナ型の構造を持つ複雑なケースは200mという高い防水性を確保しました。
4時位置に配置された独創的なプッシャーは、2時位置のリューズのロックを解除するもので、リューズで内部の回転ベゼルを調整し、潜水時間を確認することができます。通常の時刻調整と巻き上げのリューズは9時位置に設置されています。
ダイヤルには、太い時針と分針、そして視認性に優れたインデックスにはスーパールミノバが塗布され、薄暗い場所での視認性を高めています。
このモデルには、グリーンレザーとオレンジラバーの2種類のストラップがセットされています。
モデルバリエーション
- 176986237
- 176984644
- 173641497
- 174909066
知られざる名ブランド「クエルボ・イ・ソブリノス」とは
『スイスのハートにキューバのスピリット。』
1882年、創業者であるラモン・イ・クエルボはキューバの首都ハバナでも一流ショップが集まるキンタ通りにラ・カーサという高級時計宝飾店をオープンしました。
ほどなくアルマンド・リオ・クエルボを含む兄弟達が経営を手伝い始め、後に店名を「クエルボとその甥達」という意味である「クエルボ・イ・ソブリノス」(CYS)に変更し、事業を次第に拡大していきました。
時計はスイスのラ・ショー・ド・フォンで製造。
卓越したスイスの時計製造の技術に、ラテンの精神を吹き込むことに成功しました。
ロンジンも、ロレックスも、パテック・フィリップも
1940年代、砂糖需要の拡大によりのキューバはかつてない好景気に沸き、それとともにCYSも絶頂期を迎えました。
CYSの高い評価は世界的なものとなっており、ダイヤルに「Cuervo y Sobrinos」と記されたダブルネームモデルを多数製造。
今では信じられないことですが、ロンジン、ロレックス、パテック・フィリップ、ユリスナルダンなど、現代の時計業界を支えている大手ブランドの数々がCYSの人気を糧に時計を販売する時代もあったのです。
歴史を変えた偉人も愛したCYS
作家のアーネスト・ヘミングウェイ、俳優のクラーク・ゲーブル、政治家のウィンストン・チャーチル、そして物理学者のアルベルト・アインシュタイン。
世界を変えたと言っても過言ではない著名人たちが、クエルボ・イ・ソブリノスの顧客名簿にその名を連ねていることからも、当時の人気ぶりを窺い知ることができます。
休眠と再出発
しかしながら50年代に入るとキューバ革命により社会主義国へ移行。
ブランドも国営化されてしまい、キューバ軍のアンゴラ介入時には軍用時計を生産することもありました。
その後ブランドは休眠状態となり、20世紀末に長い眠りから発見されるまでの約40年間、時計製造を停止することになりました。
2002年、当時のCEOのマルツィオ・ヴィラによって本格的にブランドとして復活。
現在もスイスを拠点に、クエルボファミリーの職人たちより受け継がれた時計のムーブメントや当時のスケッチからヒントを得ながら、かつてのモデルに独自のタッチを加え、新たにハバナテイストを基調としたエレガントなモデルを生み出しています。
当ネットショップで取り扱っているモデルはお取り扱い品の一部です。
さらに豊富なラインナップはハラダ本店店頭でご覧いただけます。