イベリア・ヒストリック・エンデュランスとの限定コラボモデル
イベリア・ヒストリック・エンデュランスの公式タイムキーパーであるクエルボ・イ・ソブリノスは、ヒストリアドール・ヒストリック・エンデュランスと名付けられた限定クロノグラフを発売します。
文字盤はブリティッシュ・レーシング・グリーンで統一され、シルバーのカウンターがそれを引き立てています。
40mmのステンレススティール製ケースは、現代のテイストにマッチしており、特にレーシング・オーバーオールをまとった手首にフィットします。
ケースバックはねじ込み式で、自動巻きキャリバーCYS 8129を眺めることができるサファイアクリスタルを採用。
さらに、クリスタルには「Historic Endurance」のオフィシャルロゴと「76」(限定生産数)の数字があしらわれています。
ツインカウンターのデザインは、このモデルのシンメトリーで調和の取れた外観とヴィンテージ風のスタイルに一役買っています。
ダイヤルは、選び抜かれた繊細なディテールで彩られています。
時針と分針、そして3時位置のスモールセコンド針はすべてリーフ型のシルバーですが、30分積算計の針はブラックで表示され、三角形の先端が際立っています。
タキメータースケールはブラックで視認性を高めており、ポルトガル語とスペイン語でタキメーターを意味する「Taquimetro」の文字で、歴史的レースの起源に敬意を表しています。
グリーンのステッチが施されたブラックのドライビング・スタイルのパンチング・カーフのストラップのパーフォレーション加工は、往年の伝統的なレーシング・グローブを想起させるものです。
また、シリーズに参加する最も若いクルマにちなんだ76本の限定生産で、オリジナルのキーホルダーが付属しています。
3144-1HVを動画で確認
モデルバリエーション
- 184692878
- 183465446
- 179640349
知られざる名ブランド「クエルボ・イ・ソブリノス」とは
『スイスのハートにキューバのスピリット。』
1882年、創業者であるラモン・イ・クエルボはキューバの首都ハバナでも一流ショップが集まるキンタ通りにラ・カーサという高級時計宝飾店をオープンしました。
ほどなくアルマンド・リオ・クエルボを含む兄弟達が経営を手伝い始め、後に店名を「クエルボとその甥達」という意味である「クエルボ・イ・ソブリノス」(CYS)に変更し、事業を次第に拡大していきました。
時計はスイスのラ・ショー・ド・フォンで製造。
卓越したスイスの時計製造の技術に、ラテンの精神を吹き込むことに成功しました。
ロンジンも、ロレックスも、パテック・フィリップも
1940年代、砂糖需要の拡大によりのキューバはかつてない好景気に沸き、それとともにCYSも絶頂期を迎えました。
CYSの高い評価は世界的なものとなっており、ダイヤルに「Cuervo y Sobrinos」と記されたダブルネームモデルを多数製造。
今では信じられないことですが、ロンジン、ロレックス、パテック・フィリップ、ユリスナルダンなど、現代の時計業界を支えている大手ブランドの数々がCYSの人気を糧に時計を販売する時代もあったのです。
歴史を変えた偉人も愛したCYS
作家のアーネスト・ヘミングウェイ、俳優のクラーク・ゲーブル、政治家のウィンストン・チャーチル、そして物理学者のアルベルト・アインシュタイン。
世界を変えたと言っても過言ではない著名人たちが、クエルボ・イ・ソブリノスの顧客名簿にその名を連ねていることからも、当時の人気ぶりを窺い知ることができます。
休眠と再出発
しかしながら50年代に入るとキューバ革命により社会主義国へ移行。
ブランドも国営化されてしまい、キューバ軍のアンゴラ介入時には軍用時計を生産することもありました。
その後ブランドは休眠状態となり、20世紀末に長い眠りから発見されるまでの約40年間、時計製造を停止することになりました。
2002年、当時のCEOのマルツィオ・ヴィラによって本格的にブランドとして復活。
現在もスイスを拠点に、クエルボファミリーの職人たちより受け継がれた時計のムーブメントや当時のスケッチからヒントを得ながら、かつてのモデルに独自のタッチを加え、新たにハバナテイストを基調としたエレガントなモデルを生み出しています。
当ネットショップで取り扱っているモデルはお取り扱い品の一部です。
さらに豊富なラインナップはハラダ本店店頭でご覧いただけます。