10振動の手巻メカニカルムーブメントを搭載したドレスウオッチ
約50年ぶりに生み出した10振動の手巻メカニカルムーブメント「キャリバー9SA4」を搭載したドレスウオッチです。
エボリューション9 コレクションのデザイン文法である「エボリューション9スタイル」に則ったドレスウオッチとして、インデックスやベゼル、ラグの幅をすっきりと細くするなどデザインを一新し、洗練された手巻ドレスウオッチにふさわしい繊細で優美なモデルに仕上げています。
ケースの厚さは、9.95mmという薄型に仕上げ、その中でエボリューション9 コレクションならではの快適な装着性を実現するため、重心を低くしています。
ケースの素材は、通常のチタンと同様の軽さを持ちながら、標準的なステンレススチールよりも約2倍硬く、傷がつきにくい「ブリリアントハードチタン」を採用しています。
通常のチタンよりも白くて美しい素材であり、熟練の研磨師がザラツ研磨を駆使して磨き上げることによって、グランドセイコーのドレスウオッチにふさわしい上質な輝きを放ちます。
搭載される手巻ムーブメント「キャリバー9SA4」は、安定した精度につながる毎秒10振動という高い振動数と、最大80時間もの長い持続時間を実現しており、巻き上げ時の心地よい感触と音を実現するため、「こはぜ」と「こはぜばね」の形状を新たに設計しました。
岩手の自然と調和したダイヤル
「グランドセイコー雫石 スタジオ」と同じ岩手県にある平庭高原には、約400ヘクタールという広大な面積に、荘厳な白樺林が自生しています。
本作のダイヤルは、明るい場所に向かってすらりと伸びる白樺の、凹凸が不規則に連なる樹皮の美しさを、精緻な型打模様で表現しました。
「エボリューション9スタイル」を反映したケースや時分針、細長いインデックスはすべて、エレガントなデザインに一新されています。
美しいシースルーバック仕様の裏ぶた
巻き上げ時に動力ぜんまいが逆回転するのを防ぐ部品である「こはぜ」の形は、盛岡市の鳥であり、メカニカルウオッチが作られる「グランドセイコースタジオ 雫石」の敷地内でもその姿が見られる「セキレイ」に着想を得ています。
りゅうずを巻き上げる際に、香箱に取り付けられた角穴車と「こはぜ」が嚙み合い機能する動きは、まるでセキレイが啄(ついば)んでいるかのようです。
裏ぶたをシースルーバック仕様とし、特徴的な「こはぜ」の動きとともに、製造地の岩手県に位置する美しい雫石川の流れを表現したムーブメントのストライプ模様が、目を楽しませます。
キャリバー9SA4
毎日、共に時を刻む究極の手巻ムーブメントを目指して生み出されました。
安定した精度につながる毎秒10振動という高い振動数と、最大80時間もの長い持続時間を実現しています。
ハラダスタッフのSLGW003レビュー
グランドセイコー担当:藤本
GSが究極の巻き心地を目指して実現した、手巻き時計の完成形
スタッフおすすめポイント
SLGW003は、革新的な手巻きムーブメント『9SA4』、先進素材『ブリリアントハードチタン』による美しい外装、そして日本の自然から着想を得た『白樺の樹皮に見立てた』文字盤が見事に融合したモデルです。
SLGW003は表から見ても美しいですが、裏側からの見栄えも非常に完成されています。
りゅうずを操作し、カリカリと小気味良い音を奏でながら巻き上げるのですが、この感触や音の感じをオンラインでお伝えできないのが非常に残念です。
巻き上げ中、香箱に取り付けられた角穴車と「こはぜ」が噛み合い機能する動きは、まるでセキレイがついばんでいるかのように見えるので、何だか可愛いやつだなと、腕時計に対してより愛着が湧きます。
手巻きだからこそ、巻き心地にこだわったSLGW003は、高精度かつ実用的なスペックに加え、洗練されたデザインと日本の匠の技が随所に光る、グランドセイコーのエボリューション9スタイルを体現する一本と言えると思います。
真に価値あるドレスウォッチをお探しのお客様に、自信を持ってお勧めできる一本です。
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