オメガの定番4選!ビジネスシーンにもおすすめ
ビジネスウォッチ界隈には見た目がずっと変わらない定番と言われる強いシリーズがあり、その定番シリーズに倣って他のブランドが追随するので異なるブランド間でもどれも似通ったデザインになりがちです。ですから少しテイストを変えるだけでも悪目立ちしやすくなるのです。
特にはみ出しを嫌う日本社会では個性の主張よりもまず謙虚さや調和を重んじる傾向が強く、また無意識に相手の身なりを見て相手の性質や力量を推し計ろうともします。
スマホを常に携行する時代になってもまだ時刻の確認をスマホでするのは良いマナーだとは見られません。ではどのようなデザインのものが社会人としてまたビジネスマナーとして望ましいのか、その考え方から選び方までを解説していきます。
手元の腕時計はビジネスシーンにおいて
信頼を裏付ける名刺になる
いまの大学生は授業のメモをスマホやPCからデジタルデータで残し写真を撮ってクラウドで共有してあらゆる端末から情報を取り出すなど、使い勝手や拡張性や検索性に焦点を当てて合理的かどうかで決める世代です。
しかしビジネスシーンにおける腕時計の扱われ方は利便性よりもイメージを重要視しますので選び方には慎重になった方が良いと言えます。
その世代のデジタル依存度を知らないずっと年上の世代には合理的よりも礼儀やマナーへの固執が先行するからです。
例えば派手なデザインは信頼を感じにくい、高価過ぎるものは劣等感を与えやすい、スマートウォッチなど最先端のものは生意気に思われるなど悪い印象を持たれやすくなります。
そこで何に気を付ければよいのかを以下に簡単にまとめました。
ビジネスシーンにふさわしい腕時計の特徴
・控えめな色や形状
ブラック、ブルー、ブラウン、シルバー、ホワイトなど寒色や明暗色が一般的。
素材もナイロンやラバーやプラスチックは避けた方がよい。
・大きすぎず小さすぎない メンズウォッチですと45mm以上は存在感が強すぎ、またシャツの袖には収まらない。
・アナログ
デジタル7セグメント表示のみのものは避ける。
アナログ時計でも数字の表記がやたらと大きすぎるものは向かない。
・スマートウォッチ
デジタルデバイスとの連携が良く利便性は高いがビジネスシーンではまだ腕時計として市民権を得ていない。
・宝石や貴金属の装飾
相手に劣等感や不快感を与えてしまう。信頼を感じてもらいやすいそれなりの価格帯と装飾にする。
ビジネスシーンで特にフィットする
オメガの定番シリーズ4選を解説
オメガ シーマスター アクアテラ 150M 41MM
ダイバーズファミリーなのにダイバーズウォッチらしからぬ見た目なのがこのモデルの最大の売り。よくあるダイバーズウォッチは厚みがあって色付きの回転ベゼルに囲まれた大き目のケース、蓄光塗料が塗られたラウンドインデックスを指し示す極太の指針など全体的にゴツ目で重量感あるデザインが主流です。
しかしこのアクアテラは大きくビジネスウォッチに寄せてありシンプルでシャープでクール。一見してダイバーズタイプだとは分からないところがおすすめする理由です。
オメガ デビル プレステージ コーアクシャル マスター クロノメーター スモールセコンド 41MM
デヴィルシリーズの中でもこのプレステージはビジネスウォッチに特化させたような完全にビジネスライクなデザインです。特にケースやラグや風防ガラスの厚みを抑え、メタルの5連もしくはアリゲーターレザーのブレスレット、ローマ数字に加え細身でシャープな指針といった表情。
「デ・ヴィル」とは街や都会を意味するフランス語です。洗練された都会的でハイセンスな大人をイメージしますし実際の見た目からもその印象が伝わってきます。
プレステージが持つ調和の保たれた美しさは控えめなドレスウォッチとしても代用でき汎用性が高い点も見逃せません。
また、プレステージは2022年にフルモデルチェンジを果たし、ついに全てのモデルにマスタークロノメータームーブメントが搭載されるようになりました。
その他細かい部分に関してもブラッシュアップが施されており、多くのバリエーションが用意されている点も魅力と言えるでしょう。
オメガ シーマスター 300 41MM
先のアクアテラよりもダイバーズらしいデザインですがシンプルさとビンテージテイストが派手さを上手く抑え込んでいます。ダイアルとベゼルのカラーを同一にすることで統一感が生まれました。
1957年に登場したオリジナルの丸く優しいデザインは踏襲されていますが、セラミックベゼル、スーパールミノヴァ、そしてハイエンドムーブメントにはシリコンゼンマイを用いるなど最新鋭のスペックです。
なお、ここでは青文字盤モデルをご紹介しておりますが、より精悍な黒文字盤モデルについても登場しています。
オメガ スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル 42MM
NASAのクルーとともに月面着陸に成功し「ムーンウォッチ」の愛称を授かったこのシリーズは世界でも最も有名な腕時計のひとつに数えられます。
多くの要人やセレブやスポーツ選手から絶大な支持を受けているオメガで最も有名なシリーズ。
フォーミュラーカーのコックピットに座った時に見える計器類を模した小さめのサブダイアルがメインダイアルから少し窪んだ位置に配置されます。 ビジネスパーソンの誰もが認知しているデザインと言ってよいほど特徴的です。
業種によってはラグジュアリーラインが
イメージ戦略に活かされる
多くの業種を想定して、控えめでシンプルなデザインと明暗色付近の色でと解説してきましたが真逆のデザインが望まれる業種もあります。
例えば不動産業・保険証券金融業・外車ディーラー・医者弁護士などは逆の場合が多いのです。それは高額商品を扱う業種や就くのが難しく社会的ステータスが高いとされる業種の従事者などは高級なものを身につけていることがプラスイメージや信用に繋がるからです。
ですからステータスの向上や権威性を補強する目的がある場合には意図的にラグジュアリーなラインを選ぶべきであると申し添えておきましょう。
腕時計込みの見た目を
セルフプロデュースできる能力が求められる
2000年以降に生まれたような若い世代にとって野暮ったく感じるようなルールやデザインがビジネスシーンにはまだまだ数多く残っていますので、少しでもそこから反れてしまうと出る杭にとらえらえマイナスに作用してしまいます。 逆に若年でもそれらのポイントを押さえることができたなら「若いのにビジネスを分かっている」とか「礼儀正しくその場の空気を読める」と感じられ評価されやすくなるのです。
しかしビジネスシーンへの順応やマナーは腕時計を適切に選ぶだけでは足りません。
スーツもシャツもネクタイも靴もヘアスタイルも言葉遣いや所作もそのどれもが合わさったトータルでその人のイメージが作り上げられるのでトータルバランスがとても重要なのです。
腕時計が及ぼすイメージを上手に使えば明らかにプラスイメージに働きますから腕時計の選び方を押さえておくことは思った以上に重要であるとご理解いただけたはずです。
自分のビジネススタイルならどんなイメージのものがフィットするのか各シリーズやモデルを詳細ページでご覧いただきながら比較検討してみてください。