【冠婚葬祭や結納返しにも】
オメガのドレスウォッチが定番になる理由
ドレスウォッチとは、冠婚葬祭やドレスコードがあるパーティーや高級飲食店での会食など身だしなみに制約があるような場面で身につけられる腕時計の総称で、その多くはシンプルな見た目で明暗色のイメージです。
その中でも葬儀は最も制約が多く次いで結婚式などになりますので、先ずは葬儀に関しての一般的な身だしなみルールとその理由を知っておかれるべきでしょう。
そもそも葬儀に関しては腕時計をするしない論で言えば昔から何も身につけないことが推奨されてきました。しかし時刻の確認は誰もが日常的に行うことでもありまた腕時計は貴金属とは異なり装飾品というよりむしろ実用品ですから、華美でなく機能を満たすだけのシンプルな見た目のものなら昨今は特に問題ないとされています。
今回は一般的な冠婚葬祭の身だしなみルールやどんなモデルなら安心して身につけられるのかを、具体的なモデルを例示して最近の傾向を交えながら解説していきます。
目次
ドレスウォッチのシーンごとの
使い分けと押さえておくべき一般ルール
結婚式は以前は真っ黒の礼服に真っ白のシャツとネクタイというのが一般的でしたが、最近ですと結婚式はおめでたい席でお祝いということもあり全体的にドレスコードは拡大解釈され、それとともに腕時計への制約も緩やかになりました。イメージはビジネスシーンでの腕時計のルールと重なる部分が多くほとんど同様と考えて差し支えありません。
ところが葬儀の身だしなみルールに関してはいまだ別格ですので葬儀での注意点を以下にまとめました。
葬儀で身につける腕時計の注意点
・サイズが大きすぎる
過度の存在感で目立たないようにケース径は40mmを大きく超えないものを。
またケースやブレスレットなどは全体的に薄手のものがよい。
・デジタル表示
小さなデジタル表示が一部だけならまだ良いができればデジタル表示はない方がよい。
クロノグラフのように多機能なサブダイアル付きやスマートウォッチは避けるべき。
・宝石などの装飾
ゴールドや宝石や白蝶貝をあしらったものは葬儀のしめやかな雰囲気に反する。
見た目が控えめなものであっても過度に高価過ぎるモデルは好ましくない。
・ダイアルの表示
文字などの表示が過度に大き過ぎたりにぎやかなものは雰囲気に合わない。
ダイアルの色は白色から黒色までの明暗色が好ましく、他の色は避けるべき。
・ベルトの素材
黒色の革ベルトがベスト。
ステンレスでも艶消し加工でギラギラしないなら許容範囲。
オメガの定番シリーズから
冠婚葬祭いずれも対応できる汎用モデル3選
(1)コンステレーション
オメガご自慢のドレスウォッチシリーズでこれを選んでおけば何も問題ありません。その特徴は薄手のケースにローマ数字を配したベゼル、バーインデックスとデイト表示と3針だけというシンプルで洗練されたスタイルです。
社交的な場面で映えるようゴールドやダイアモンドで装飾されたラグジュアリーなラインナップも幅広く展開していますが、冠婚葬祭でしたら明暗色のケースと同系色のダイアルと黒革ベルトのモデルが候補の筆頭でしょう。
(2)コンステレーション グローブマスター
こちらは上記と同じコンステレーションシリーズの中でもビジネスウォッチへ寄せた雰囲気のモデルです。その特徴は繊細なギャザーのようなベゼルと12角形に磨かれた美しいドデカゴンカットの風防ガラスです。
こちらもセドナゴールドやイエローゴールドやプラチナを用いた豪華なものがありますがシチュエーションのルールに沿ったモデルをお選びください。
(3)シーマスター アクアテラ
こちらもトライアングルインデックスに3針とデイト表示のみのシンプルに構成されたモデルが候補になるでしょう。もちろんゴールドやダイヤモンドやマザーオブパールを使ったうっとりするほどのラグジュアリーモデルも揃っています。
また小さめのサブダイアルを搭載したスモセコモデルというものもあり、小さくて控えめで背景に溶け込むデザインのサブダイアルなのでうるさくなく、また上品な配色のモデルが多いのでこちらも候補としては最適でしょう。
時代とともに変わっていく
結納返しの傾向とオメガを選ぶメリット
ここで結納返しについて、その意味合いと最近の傾向と気を付けるべきポイントなどをご紹介します。
結納返しとは良縁をいただけたことへの感謝と親族が増え両家が繁栄する喜びと娘を送り出す家の誠意を表しています。
主に男性が受け取りますので男性が長く使える品を返すのが一般的。ですから長く使える上質の腕時計が結納返しの品として選ばれることはとても自然なことなのです。
最近ではお返しというよりもご夫婦で揃いのペアウォッチを購入しケースバックに記念の日付や誓いの言葉などを刻むサービスもあります。
私は父から引き継ぎメンテナンスしながら使い続けている30年もののオメガのアンティークを所有しています。上質な腕時計は適切にメンテナンスすれば長持ちし次世代へ引き継げますのでとても価値あるものだと実感しています。
冠婚葬祭やドレスコードのある
場面でも雰囲気に馴染む身だしなみとは
冠婚葬祭や結納返しで望ましい腕時計の特徴を簡潔にまとめますと、
・白文字盤
・黒革ベルト
・アナログ3針
そのままの条件を満たす時計ですと今度は普段使いするには雰囲気が固すぎたりスポーティーやカジュアルな場面には合わなかったりします。 数少ない機会の為に専用の腕時計を用意することに一瞬ためらわれるのも無理はありません。しかしフォーマルな場面はそもそも不定期に急にやってきますし年齢を重ねるにつれ機会は増えますので、礼服を一式そろえる際には腕時計まで考慮しておくことが望ましいのです。
またフォーマルな場面は失敗できない緊張感がありますので、できれば衣装や時計などの身だしなみは事前に正しく揃えておいて落ち着いてその場に望みたいものです。 今回の機会にフォーマルなシーンを想像しながら安心を手元に確保しておかれることを強くおすすめいたします。